SMILE & YES

南佳孝 SMILE & YES歌詞
1.この歌が届くのなら

作詞:御徒町凧
作曲:南佳孝

あの坂をこえ 右に曲がり
その次の角を左
赤と茶の壁 過ぎてすぐ右
カフェテリアの並びの白い家
カーテンを煽る風
覚束(おぼつか)ないショパン
もう一度笑顔みせて
この歌が届くのなら

川沿いの道 白詰草(しろつめくさ)
蹴り上げたコーラの缶
どこまで続く 変わらない日々
引きずる影に肩を抱かれても
目に余る青い空
書きあぐねた手紙
鼻歌でリズム&ブルース
君のいない町に響く

遠く霞む陽に
隠せない溜め息を
草に寝転んで
読みかけの本に挟んだよ

あの坂をこえ 右に曲がり
その次の角を左
赤と茶の壁 過ぎてすぐ右
カフェテリアの並びの白い家
カーテンを煽る風
覚束(おぼつか)ないショパン
もう一度笑顔みせて
この歌が届くのなら


2.夜のプール

作詞:高柳恋
作曲:南佳孝

星屑を散りばめた 夜のプール
両手で掬うきみは
はにかみながらぼくを 名字で呼ぶ
胸の開いたドレスで

長い間 愛ばかり 大切にしすぎてた
いつからか恋のしかたを 忘れて

夜露を浴びたせいさ 欲しいものを
言えない子供になり
手摺りにもたれたまま 昔話
その指にも触れずに

長い間 隠してた 想いならそのままに
吐息が聞こえる近さが せつない

月の雫に光る 街の灯り
こんなに綺麗なのに
零れそうな言葉を 胸にしまい
南風を見ていた

長い間 見つめ合い 微笑んで近づいて
抱きしめるだけを恋とは 呼べない


3.Immigration Man

作詞:松井五郎
作曲:南佳孝

嗄(しわが)れてる背中
風に無理に押され
人の群れに 飲み込まれて
なにが見える

錨のない船と
呼んだ人生なら
積んだはずの 夢はどこで
失くしたのか

運命だと決めた
逃げ道などいらない
躊躇(ためら)うほど怯えて
心は痩せてゆくのさ

女神がいま伏せた
カード並べられた
時の先に 見たことのない
明日がある

俺たち名前のない Immigration
俺たち死ぬまでずっと Immigration

酒と薔薇に酔った
日々をしまい込んだ
箱の鍵を 捨てた海は
そう遠くない

媚薬も毒薬も
楽しんできただろう
まちがいから生まれる
真実(ほんと)がきっとあるのさ

涙の跡 触れる指に
思い出とはどこか違う
形ではない
答えがある

俺たち名前のない Immigration
俺たち死ぬまでずっと Immigration

俺たち生まれながら Immigration
俺たちいつまでだって Immigration


4.泣き顔のランデブー

作詞:御徒町凧
作曲:南佳孝

もう あなたは来ない
小さな心は置き去りのまま
まだ雨宿り

もう 涙もでない
最後の台詞はうつ伏せたまま
頬杖ついて

偶然をなぞったモーション
夢見るあの日の少女
濡れる雨に夜に ランデブー

もう あなたのいない
静かな港に寄せ返す波
消し去るメモリー

ねぇ 壊れた鏡に
映った私の素顔に触れて
降り止まぬ雨

一斉に飛び立った蝶々 見えなくなってゆくよ
闇に 暗れ惑う

偶然をなぞったモーション
夢見るあの日の少女
きっと また会える
永遠をさらったモーション
爪先踊る少女
濡れる雨の夜に ランデブー

もう一度 ランデブー


5.Oh, Baby

作詞:松井五郎
作曲:南佳孝

Oh, Baby
傷つけてた
君の気持ち
気がつかずに
Oh, Baby
こぼれた涙の理由(わけ)も
知らないまま

なにより大事な
幸せな日々を
俺のわがままが
ダメにしたのさ

なぜ愛されていたのに
孤独までは 教えなかった
まだ愛しているよ
あのくちづけ
あのぬくもり
どうすればいい

Oh, Baby
優しいから
冷たくなる
言葉もある
Oh, Baby
そらした視線の意味も
いまはわかる

ひとりで見上げた
月の輝きは
眠れないくらい
俺を責めたてる

なぜ愛しさはこんなに
悲しみまで 連れてくるんだ
まだ愛しているよ
続きもなく
答えもない
どうすればいい


6.終わりのないfilm

作詞:松井五郎
作曲:南佳孝

ガラスを伝う雨音
静かな君の横顔
この部屋で見る夜空は
終わりのないfilmのようだね

合鍵をほどきながら
少しためらう指先
エチュードのない恋には
孤独さえも愛おしく揺れてる

さよならにいま
心は置いていけばいい
理由は誰も
傷つけやしないから

扉の向こう側へと
遠ざかる甘い香り
唇だけで微笑む
君の瞳 とても綺麗だった

さよならもすぐ
夜明けの風に消えるだろう
夢の名残りを
ためいきに変えながら
君の香りを
思い出に変えながら


7.真夏の風

作詞:南佳孝・御徒町凧
作曲:南佳孝

ギラギラ太陽が 燃えてるその真下
あの娘は どこの娘さ 可愛い顔してる
明るい髪 焼けた肌
甘い香り オイル塗って

ビリビリ感じる 瞳に引き込まれ
男たち熱い 口笛鳴らしても
気にも留めず 涼しい顔
軽いリズム 踏んで歩く
?A donde vas? (どこいくの)
Ay que linda, mi amor (かわいい娘)
ヤケドしそうな 真実の砂の上で

Ay Ay Ay
男の心に火をつけ 素知らぬ振りで青い海眺めてる
?A donde vas? (どこいくの)
Ay que linda, mi amor (かわいい娘)
気絶しそうな真夏の風に抱かれて

Ay Ay Ay
男の心に火をつけ 真昼の夢を独り占めしてるのさ

ジリジリ焼けそうな 肌に踊るタトゥー
小さな悪魔さ まるで本物だね
ビーチパラソル 赤いカクテル どんな気持ち
波を見てる?
?A donde vas? (どこいくの)
Ay que linda, mi amor (かわいい娘)
気絶しそうな真夏の風に抱かれて


8.愛・素直に

作詞:南佳孝
作曲:南佳孝

肩と肩 ぶつけ合い
ふざけて歩く 君とぼく
何だか楽しくて 大声なんか
あげてみるんだ
愛・素直に育て ぼくの心に

ゆっくりと 歩いてこう
ひとりぼっちの 二人だから
もう二度と恋なんか しないと
思ってた
愛・素直に届け 君の心に

輝きを増してる ぼくらの毎日
君を愛してる 生きてて良かった
愛・素直に響け 無垢なこの二人に

魂を 震わせて
そっち唇 かさねたら
もう一度 初めから
やり直せる 気がしたのさ
愛・素直に育て ぼくの心に

満点の星屑を 二人で渡って行こう
君を愛してる 生きてて良かった
愛・素直に響け 無垢なこの二人に

愛・素直に響け 無垢なこの二人に


9.サクラの花よ

作詞:南佳孝
作曲:南佳孝

また今年もこの季節が
めぐりめぐって
あなたの好きな サクラの花が
空一面に

若い二人が夢を持ち
歩いた並木道
何も変わらず あの日のままに
わたしを残して

あなたの手の温もり
今も忘れないわ
短き春よ サクラの花よ
儚い 生命(いのち)よ

悲しいこともあったよな
嬉し楽しい時も
あなたがそばに いつもいたから
暮らしてこれたのに

明るい顔の子供たち
真新しい靴で
ここから歩き 歩き続けて
どこまで行くのか

もしもあなたがいたなら
もっと楽しいのに
想い出ばかり 風に千切れて
空に舞い上がる

短き春よ サクラの花よ
儚き 生命(いのち)よ


10.気ままな一人暮らし

作詞:南佳孝
作曲:南佳孝

ジャガイモから 少し芽が出てる
キャベツにトマト ベーコンも入れて
スープを作ろうと思ったのさ
日曜日の昼 気ままな一人暮らしに

小さな庭でも 掃除して
集めた枯れ木を 燃やして
スープを作ろうと思ったのさ
日曜日の昼 気ままな一人暮らしに

一緒に暮らしても ぼくは構わない
けれども 又 一人になるのが
オチさ そんな気がする ooh…

メロディを沢山 集めて
言葉を少し 溶かして
カクテルを作ろうと思ったのさ
日曜日の夜 気ままな一人暮らしに

落ち着いた君の 心と
思いつきで 動くぼくとを
カクテル・シェーカーで混ぜてみたのさ
日曜日の夜 気ままな一人暮らしに

一緒に住まなくても たまに違う
恋人のように いたいんだ
その時がきたら 自然に暮らし
始める


11.真昼のビール

作詞:御徒町凧
作曲:南佳孝

こんなに晴れたら気持ちがいいや
風が頬染める
空を飛んでる鳥ならカモメがいいや
ゆらり揺れながら
明日のことなら 明日に任せよう

あなたの言葉は隙き間がいいの
波がはしゃいでる
最近じゃこうしてる時間が何よりいいよ
猫と戯れながら
晴れのち晴れところにより淡い夢

ねぇ このまま 生きていようよ
風 吹き抜け 白い波誘う

真昼のビール 真昼のビール
どこかで見たような光景
いつか見た夢か

信じるだけなら一人がいいね
好きに浮かんでる
緩いカールのブロンドじゃくすぐったいや

語呂はいいのにさ
晴れのち晴れところにより長い影

ねぇ 桟橋へ 駆けて行こうよ
穴あく胸 水平線越えて

真夏のドリーム 真夏のドリーム
このまま水着でOK 絵からでたような

真昼のビール 真昼のビール
どこかで見たような光景
いつか見た夢 いつか見た夢
いつか見た夢

明日のことなら 明日に任せよう


12.これからも I LOVE YOU

作詞:南佳孝・カワムラユキ
作曲:南佳孝

広い碧空(そら)へ 駆け上がる
飛行機雲 ふたつ 寄り添う
未来の地図 描くように
ボクらは 手をとりあって
ここまで 歩いてきた 人生
遥かな道のり

キミに会えてよかった
選んでくれてありがとう
言葉にはせずにきたけれども
これからも I LOVE YOU

むかしの ボクらに似ているね
若いフタリ はしゃぐ 海辺で
愛しさを 重ねるように
夢なら 夢じゃないことを
教えてくれたのは 毎日
柔らかな笑顔

まぶた閉じた時でも
ボクは傍を離れない
言葉にはせずにきたけれども
いつもありがとう

愛の贈りものを 心こめて
キミに差し出そう